10月11日(土)に千葉市文化センターで「千葉伝統郷土料理研究会」の「食文化フォーラム」がありました。
「太巻き祭りずしデザインコンテスト」入賞者表彰式に続き、「江戸の外食産業と料理屋」について、歴史家・文學博士 安藤優一朗先生が講演されました。江戸時代の外食産業について、とても興味深く拝聴しました。江戸時代の江戸は100万人の人口で、武士が50万人もいたそうです。参勤交代の制度で、江戸屋敷に大名や家臣が1年間住む決まりがあり、単身赴任という形であったため、外食することが多かったとのこと。うなぎ屋、寿司屋、天ぷら屋などもありましたが、屋台の店が多く、特にソバ屋はたくさんあったそうです。江戸中期から後期には、食文化も贅沢となり高級料理店も現れるようになりました。私の父方の姓は「田久保」ですが、江戸時代に江戸で高級料理茶屋を開いていたそうです。
午後からは、キッコーマン国際食文化研究センター長 斎藤文秀先生の「みりんの今昔」の講演がありました。200年前の「白味淋」誕生までの逸話も、大変説得力のある歯切れの良い話し方で、良かったです。
最後に、シンポジウム「郷土料理の今昔」は、パネラー10名の方が5分程度の持ち時間でしたが、それぞれの持ち味で話され、とても有意義な研修会でした。市原の名物「とうぞう」についても詳しく説明されました (^-^♪
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